入門 食と農の人文学

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入門食と農の人文学
湯澤規子・伊丹一浩・藤原辰史編
定価:¥3300
ミネルヴァ書房
2024年4月刊

これほどまでに奥深い食と農の世界…
パイオニアたちが挑んだ探究の記録24篇。
これ以上ないリアルな研究ガイド

学問の営みを、高校や大学の白い壁に閉じ込めておくのはもったいない。(中略)本書の書き手はみな、そこを大胆にはみ出しているからこそ、誰もが体験できない世界を知ることができている。編者である私たちだって、書き手たちの信じられないような魅惑の体験に嫉妬し、歯ぎしりしているのだから。 ―あとがきより

第1章 納豆をフィールドワークする(横山 智)
第2章 1匹の虫から(野中健一)
第3章 アフリカ熱帯雨林の農と食(小松かおり)
第4章 「インドの食文化」を語るとは――食とカテゴリーをめぐる悩み(井坂理穂)
第5章 地域に菓子の歴史をたずねる(橋爪伸子)
第6章 フランス・アルプ山岳地の牧野と製酪――制度と競争(伊丹一浩)
第7章 乳搾りジョヴァンニと妻エルミーニア(山手昌樹)
第8章 食の文化交流史から考える中国と日本(岩間一弘)
第9章 牛から考える日本近代の牛肉食(野間万里子)
第10章 食と農の根源「タネづくり」の過去と未来をつなぐ(阿部希望)
第11章 移民の食から社会を考える(安井大輔)
第12章 マーガリンを食べながら――鯨油なき時代の油脂 (赤嶺 淳)
第13章 家庭菜園からグローバル金融まで,食の政治経済を考える(平賀 緑)
第14章 テリトーリオとコモンズの精神(木村純子)
第15章 森と海のあいだで――西カリブ海沿岸の食の生態史(池口明子)
第16章 日常茶飯を厚く記述する――多声的アプローチの試み(湯澤規子)
第17章 料理をとおして会話する――フィールドの女性たちとの関係性の構築(友松夕香)
第18章 農村女性と食卓をめぐる変容――ジェンダーから戦後の生活改善をとらえる(矢野敬一)
第19章 日本の〈食〉の問題と〈ジェンダー〉(河上睦子)
第20章 「食」とは私たちにとってどのような問題なのか(原山浩介)
第21章 台所と便所でつながる食と農(須崎文代)
第22章 寄せ場と取材(中原一歩)
第23章 “食”は小説の最もポピュラーな題材である(深緑野分)
第24章 労働から考える「食と権力」(藤原辰史)

商品の情報

カテゴリー:本・雑誌・漫画>>>本>>>人文
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