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本品は、細密モチーフが施された、1000代後半~1100年代頃のイスラム初期、西アジア地域で制作されたモザイク・ビーズです。細密モチーフ片を寄せたモザイク板を芯棒に巻き、この板の両端を溶着し、溶接縦線が残ります(2,6枚め)。溶着線は、ローマ初期、100-200年頃のローマン・ビーズ管玉でも見られます。 その約1000年後の本品モザイクは極めて細密で、1㍉ほどの黄の小片と細い赤の縁取り紋が胎を埋め尽くします。胎も磨かれて滑らかで艶があり、ローマ初期モザイク・ビーズに見られた、表面のざらつき感はありません。 本品の極細モチーフは、第1に、黄の小さな斑点と周りを囲む紺や赤の環が、放射状に広がります(1枚め横)。第2に、少し大きめの、黄、赤、緑などの四角片が並び、その間には黒ガラスの縁取りも見られ(3枚め)、第3に、赤の四角片やクリアな黄緑片に濃い緑線の四角片が施されています(6枚め)。最も特徴的なモチーフは、濃紺の点と周りの肌色の環を3つ施し、通称、3星眼のアイ・ビーズが、2か所に施されています。3星眼は、人の顔のように見え、また、より多く点と環の。5星眼や7星眼も制作されました。 細かな斑点モチーフと3星眼や7星眼のビーズは、研究書A Bead Timeline8.2図では、ササン・ビーズなどと一緒に掲載されています。制作は、1000代後半から1100年代頃とされ、本品もこの時期のビーズです。 同書によれば、イスラム初期には、モザイク・ガラス容器の制作が9Cに始まり10Cまで継続し、図柄を施したモザイク・ケーン(棒)が使用され、モザイク・ケーンの多くはビーズ制作にも活用されました。 本品は、細密モチーフ・ケーンをいくつか制作し、各ケーンから切り出したモザイク片を密に並べて熱しモザイク板を成形し、胎の厚さ(約2㍉)に伸ばして切断し、これを芯棒に巻いて成形しています。 本品は、ローマン・モザイク制作から約1000年を経て、初期イスラム期におけるガラス製造とモザイク制作での進展と、ビーズ制作の新たな中心となるイスラム地域の躍動を伝えてくれるビーズです。堅固な胎ですので、ストラップなどに付け使用していただければ、1000年を経た今日、細密モザイク紋は、人々のまなざしを集めることと思われます。 サイズ:縦 約6㍉ 幅 約7㍉ 孔径 約3㍉ 厚さ 約2㍉
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本品は、細密モチーフが施された、1000代後半~1100年代頃のイスラム初期、西アジア地域で制作されたモザイク・ビーズです。細密モチーフ片を寄せたモザイク板を芯棒に巻き、この板の両端を溶着し、溶接縦線が残ります(2,6枚め)。溶着線は、ローマ初期、100-200年頃のローマン・ビーズ管玉でも見られます。
その約1000年後の本品モザイクは極めて細密で、1㍉ほどの黄の小片と細い赤の縁取り紋が胎を埋め尽くします。胎も磨かれて滑らかで艶があり、ローマ初期モザイク・ビーズに見られた、表面のざらつき感はありません。
本品の極細モチーフは、第1に、黄の小さな斑点と周りを囲む紺や赤の環が、放射状に広がります(1枚め横)。第2に、少し大きめの、黄、赤、緑などの四角片が並び、その間には黒ガラスの縁取りも見られ(3枚め)、第3に、赤の四角片やクリアな黄緑片に濃い緑線の四角片が施されています(6枚め)。
最も特徴的なモチーフは、濃紺の点と周りの肌色の環を3つ施し、通称、3星眼のアイ・ビーズが、2か所に施されています。3星眼は、人の顔のように見え、また、より多く点と環の。5星眼や7星眼も制作されました。
細かな斑点モチーフと3星眼や7星眼のビーズは、研究書A Bead Timeline8.2図では、ササン・ビーズなどと一緒に掲載されています。制作は、1000代後半から1100年代頃とされ、本品もこの時期のビーズです。
同書によれば、イスラム初期には、モザイク・ガラス容器の制作が9Cに始まり10Cまで継続し、図柄を施したモザイク・ケーン(棒)が使用され、モザイク・ケーンの多くはビーズ制作にも活用されました。
本品は、細密モチーフ・ケーンをいくつか制作し、各ケーンから切り出したモザイク片を密に並べて熱しモザイク板を成形し、胎の厚さ(約2㍉)に伸ばして切断し、これを芯棒に巻いて成形しています。
本品は、ローマン・モザイク制作から約1000年を経て、初期イスラム期におけるガラス製造とモザイク制作での進展と、ビーズ制作の新たな中心となるイスラム地域の躍動を伝えてくれるビーズです。堅固な胎ですので、ストラップなどに付け使用していただければ、1000年を経た今日、細密モザイク紋は、人々のまなざしを集めることと思われます。
サイズ:縦 約6㍉ 幅 約7㍉ 孔径 約3㍉ 厚さ 約2㍉
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